バスから偶然一緒だった
ブルーシートを観劇後、そのまま
海岸沿いを北上して行くと言って別れた
あのときのだ…
齋藤さんが
写した
つらら つらら つらら。。
それは
粘膜や体液のようにみえた
一瞬でとじこめ
しずかにとけて
ながれていく
みえないもの
うみへ
・
立花文穂さんの一冊ずつ手作業の写真集
最後の奥付に
見過ごしそうで、ぜったいに見過ごさない
きいろい光線
それが 何の光なのか、、
・
原田郁子ちゃんの
うつくしく
かなしい
メルトの旋律
闇のあることを
目撃してしまった人の
ひびき
みえない何かを
丁寧にすくいとり
気づかせてくれること
偶然会えた郁子ちゃん
久しぶりにちょっと話ができたわたしたちは
一杯だけのワインで
朗らかにピンクになって
お互いの大事にしている
透明な光が
みえたようなひととき
原田郁子ちゃんには
こんどの展覧会にも
ご協力いただいている
彼女の
『HEN♀SIN』
このことにも
つながってた
・
わたしたちは
溶けて
流れて
消えていくのを
いや、残ってしまうものを
みえていない
/
齋藤圭吾写真展
「melt saito keigo」
@清澄白河grill gallery