6/07/2016

クロスする処 †◎






眩しすぎる閃光は
一瞬にして ヒトを影にした
そこには たしかに
さっきまで、光る魂があった
光は光を飲みこんでしまった

影ばかりになった地から
また光がうまれる
小さいけれど 力強く美しい光たち


70年後の2015 年の瀬、3日間だけの限定ストアの初日。
真っ赤なロングブーツ、胸元にはプラスチックのミッキーマウス!クリクリシルバーヘアのお洒落な女性が入ってこられた。
1日の終わりに夜の一杯 をとブルームーン。
わたしのことを何も知らずに一目でウッドバッグを選んで頂いた。


その方はギャルリーワッツのオーナー、川崎淳与さんと知る。
最近わたしのまわりの友人たちが青山のかっこいい憧れの女性と耳にしていたあのお方!

此処、ワッツの淳与さんとのご縁
その惹きつけられる魅力はなんだろうかと
カケラをひろいながら 自分に、流れていることとを紡ぎ合わせながらの今回の作品を立ち上げていく。

わたしたちは こんなにも溢れる情報、人やモノや音が行き交う中に、行ったり来たりしながら、
地と空のあいだで何処にいたらいいのか彷徨い、
時々、じぶんが消えて透明になっているんじゃないかと思うときがある。

それでも輪郭を見つけようと
影を見失わないように
目を見開き、耳を澄まし
それはヒトとヒトの間に共存し
透明にも影が浮かび上がるのだろう

ヒトからヒト
生の目と耳や肌で感じる五感や
その先の見えない光が
クロスする処。
チェロは弦と弓が交わって
はじめて音が奏でられる
深くただよう音色

淳与さんは
影の役割のなかで光ってる 
好奇心の吸引力で受け止めて、またWA2という場から皆に放つ光。
フラットな立ち振る舞いにチャーミングがあり
希望のパッションを生みだし
そして光の奥に何か
あの影となった地を見てきた
黒の哀しみの深みが背中合わせにあるのを知っている光
透明の影の中に深いヒダを併せ持つ愛あふれるビビットな光

ミンディのひとつのかけらも
見る人や渡る人へ委ねられ
またそれぞれの中にクロスする何かへのiconになればと生み出しているのかもしれない

正直、設営をしながら迎えた朝は霞がかかっていて、作品がぼんやり存在してないようで、こわかった。
日々、此処という今に向き合いながら 
光と影を往き来しながら、変わっていくことに希望がある気がする。
今週がとても楽しい。
協力してくれた親愛なる仲間もありがとう
此処で展示ができることに感謝します。

出会うことからはじまること
淳与さんの大好きなワッツにぜひ会いにいらしてください

永遠の、今を、
光ノ影†影ノ光の中で



special thanks:
Atsuyo kawasaki family,  WA2
haruka nakamura, Nutel Eri, izumi-chan, iku takeda, fujioka-san,Tsutsumi-san.and my friends+family